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女将のおもてなし講座「青い和菓子ばなし」
(2022年度第3回)

日時
2022年6月28日(火曜日)午前10時30分~11時30分
場所
笹屋伊織 別邸
(ホテル 京都 エミオン1階)
ゲスト
いと達ご主人 伊藤達也氏
講師
京菓匠 笹屋伊織十代目女将・田丸みゆき
ドレスコード
きな粉色

6月は特別ゲストをお招きし、普段は聞くことのできない“ここだけのお話”を聴講いただくことに。今回は笹屋伊織とも縁の深い、「いと達」のご主人である伊藤達也氏をお招きし、和菓子 作りに懸ける想いや、いと達の今後の展望、女将との思い出話などを語っていただきました。表題の「青い和菓子」とは、まだまだ道半ばである、ご自身を指すのだとか。
時に笑いを誘いながらも、真摯に話される姿に、皆様も傾聴されていらっしゃいました。

当日のお菓子はいと達の“飲めるほどに柔らかいわらび餅”。本当に口に入れた瞬間にほどけていくような口当たりに驚きます。餡の優しい甘さときな粉の香ばしさがまたなんとも言えないハーモニー。話題のくま最中は物販用として特別にご用意いただきました。皆様、撮影タイムとばかりに激写。
ちなみに竜王戦デザインのくま最中、黄色の部分は肉球ではなく、竜が玉を掴んでいる様子を表しているのだそうです。よく見ると3本の爪があるのが分かります。

セミナーの終盤には、伊藤さんご自身にお茶の振る舞いを。じゃんけんの勝者を茶席カウンターへご案内。目の前で点てていただきます。暑さも増してきたので、今回は冷茶を振舞いますと言われ、おもむろにシェイカーを振り振り。
様になっている姿に、またもや撮影タイム再来でした。
「楽しんでもらいたい」「来てよかったと思ってほしい」。
そんな、おもてなしの心を大切に、ご来店されたお客様と心のスキンシップをはかるのだと、少し照れくさくお話されていたのが、印象的でした。