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女将のおもてなし講座「文字の会」
(2021年度第10回)

日時
2022年2月8日(火曜日)午前10時30分~11時30分
場所
笹屋伊織 別邸
(ホテル 京都 エミオン1階)
講師
京菓匠 笹屋伊織十代目女将・田丸みゆき
今月のテーマ
職人 川合晃志郎による和菓子作り体験
ドレスコード
文字

2月のドレスコードは 「文字」 。
女将の着物をよく見ると柄が文字であると気付きます。 「いろはにほへとちりぬるを」という「いろは唄」になっている、なんとも粋な柄です。参加者の皆様も帯やスカーフ、マスクなど趣向を凝らしていらっしゃいました。
講座の始まりは、職人の紹介から。笹屋伊織の職人、川合と斎藤よりそれぞれ自己紹介を兼ねて、職人を目指すきっかけなどを語っていただきました。 修学旅行で和菓子作り体験をしたことが契機だったというお二人。職人技を目の当たりにし、強いあこがれを感じ、この道を進んでこられたそうです。

今回の和菓子作り体験では、「早春」きんとん製に挑戦。まずは川合より手本をお見せしました。 皆様も興味津々で手元をじっと見つめたり、撮影したり。バランスよくそぼろを餡に付けていくのですが、これが案外難しい。
「ちょっと多かったかな」「ツートンカラーにしてみようかな」
試行錯誤しながら、まさに世界に一つだけのオリジナル菓子を作っていただきました。

出来上がりを懐紙に乗せると、まるで一つの作品のよう。お抹茶と一緒に味わっていただきました。
これを日に何十、何百と作ると聞くと思わず感嘆の声も。
機械には出来ない塩梅が職人の手にはある。先人たちの技と心を継承していく次代の職人に温かな拍手をいただきました。