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女将のおもてなし講座「紅葉の会」
(2021年度第7回)

日時
2021年11月17日(水曜日)午後2時10分~3時10分
場所
名鉄百貨店バンケットルーム
(名古屋市中村区名駅1-2-1名鉄百貨店本店本館9階)
講師
創業享保元年(1716年)の京菓匠 笹屋伊織十代目女将・田丸みゆきさん
特別講師
創業嘉永2年(1848年)の丹波美酒 小鼓「西山酒造場」六代目女将・西山桃子さん
今月のテーマ
日本酒と和菓子のペアリング
ドレスコード
紅葉

名古屋・名鉄百貨店において10年以上にわたり開催されている定期セミナー「女将のおもてなし講座」の午後の部に参加した。講師は、笹屋伊織十代目女将の田丸みゆき先生。今回のテーマは「日本酒と和菓子のペアリング」で、特別講師として兵庫県丹波の美酒「小鼓」の醸造元 西山酒造場六代目女将 西山桃子さんが招かれた。西山桃子女将がこのセミナーへ特別講師として登壇するのは、昨年12月16日に続いて2回目。

田丸みゆき先生による西山桃子女将の紹介、今月のドレスコードの点検が終わると、西山桃子女将の話が始まった。丹波美酒「小鼓」を命名したのは俳人・小説家の高浜虚子(1874~1959)であることは知っていたが、俳句雑誌「ホトトギス」の全国の発行所で「小鼓」が販売されたことは知らなかった。

さて、西山桃子女将が今回選んだお酒は、純米大吟醸「路上有花 桃花(ろじょうにはなあり とうか)」(使用米:兵庫北錦)と純米大吟醸「壬寅干支ラベル(みずのえのとらえとラベル)」(使用米:Hyogo Sake 85)の2種類。田丸みゆき先生が丹波美酒「小鼓」にあう和菓子として選んだのは、醤油風味のもっちり生地で黒胡麻あんを包餡した「胡麻鼓」。小鼓と胡麻鼓、鼓つながり。利き酒用のお猪口を使って2種類のお酒を飲み比べた後、柚子を絞って飲み比べ。特別講座「日本茶(小鼓)と和菓子(胡麻鼓)のペアリング」は、小鼓の緑茶割りで〆。

text:渡邉 和彦